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GeminiのGemsは廃止される?公式情報から分かる現状と今後の備え

GeminiのGemsは廃止される?公式情報から分かる現状と今後の備え

「GeminiのGemsが廃止されるらしい」という話を見かけると、作り込んだ指示文や参照資料、共有したGemが使えなくなるのではないかと不安になります。特に、営業メールの作成、社内FAQ、資料レビューなどをGemに任せている組織では、単なる名称変更なのか、機能終了なのかで対応が大きく変わります。

結論として、2026年8月9日時点で、GoogleはGeminiのGems終了を公式発表していません。Googleの公式ヘルプは現在もClassic Gemsの作成・利用方法を案内し、Opalを基盤とする「Gems from Google Labs」との使い分けも明記しています。現状は廃止というより、従来の対話型GemにAIミニアプリ型のLabs版が加わり、Gemsという名称が複数の仕組みを指すようになった状態です。


本記事のポイント

  1. 2026年8月9日時点で、GoogleはGeminiのGems終了を発表しておらず、公式ヘルプでも作成・利用機能が案内されています。
  2. Classic GemsとOpalベースのGems from Google Labsは併存しており、用途・対象アカウント・対応端末が異なります。
  3. 業務利用では、指示文・参照資料・テスト質問をGemの外にも保管しておくと、仕様変更や移行に対応しやすくなります。

GeminiのGemsは廃止される?現時点の結論

Googleの公開情報を確認すると、Gemsは終了対象として扱われていません。Gemini AppsでGemsを使用する公式ヘルプには、カスタムGemの作成、編集、削除、共有、モバイルアプリやGoogle Workspaceのサイドパネルでの利用方法が現在も掲載されています。Gemsのスタートガイドでも、繰り返し作業や専門的な支援に合わせてGeminiの応答をカスタマイズする機能として説明されています。

個人向けGoogle AIプランの機能・利用上限の案内にも、Gemsは引き続き利用可能な機能として掲載されています。料金プランや利用上限は変更される可能性がありますが、少なくとも「Gemsを終了するため一覧から外した」という状態ではありません。

さらに重要なのが、GoogleのGems from Google Labsの公式ヘルプです。このページには「Classic GemとGem from Google Labsをどう選ぶか」という比較があり、従来型とLabs版を用途別に選ぶよう案内されています。Classic Gemsを終了するのであれば、このような併存前提の説明とは整合しません。

Gems廃止の噂を、公式情報、Classic GemsとLabs版の違い、利用者の備えに分けて確認する流れ
Gemsの状況は、終了告知の有無、Classic GemsとLabs版の提供条件、指示文や参照資料の保全という3段階で確認すると判断しやすくなります。
確認項目2026年8月9日時点の公式情報判断
Gemsの作成・利用方法公式ヘルプに掲載中機能終了を示していない
Google AIプランの機能一覧Gemsを利用可能な機能として掲載提供継続を確認できる
Classic Gems専門家との反復的な対話用途として案内Labs版と併存
Gems from Google LabsOpalを使った実験的なAIミニアプリとして案内従来型の単純な置き換えではない
終了日・移行期限公式告知を確認できない現時点で廃止と断定できない

したがって、「Gemsが廃止される」という情報は、少なくとも現時点では公式発表で裏づけられていません。今後Googleが仕様や名称を変更する可能性はありますが、現在の判断は終了ではなく、Classic GemsとLabs版の併存・拡張と捉えるのが妥当です。

Classic GemsとGems from Google Labsの違い

廃止説が広がりやすい最大の理由は、現在「Gems」という同じ名前の中に性格の異なる2種類があることです。従来のClassic Gemsは、役割、口調、回答ルール、参照資料を設定し、特定分野の専門家として繰り返し対話する用途に向きます。一方、Gems from Google Labsは、Google Labsの実験サービスであるOpalを基盤に、複数ステップの処理や画面を備えたAIミニアプリを作る仕組みです。

比較軸Classic GemsGems from Google Labs
主な用途決めた指示や知識に沿う専門家との反復チャット複数ステップを実行するAIミニアプリ、カスタムワークフロー
仕組みGeminiの対話にカスタム指示と参照知識を加えるOpalを使い、文章・画像・動画・音楽など複数モデルを組み合わせる
向く例文章校正、営業メール、社内FAQ、学習コーチ入力資料から複数形式の成果物を作る一連の処理
主な提供条件Gemini Webで作成し、Web・モバイル・Workspace側で利用個人Googleアカウント、Gemini Web、英語、パソコン中心
仕事・学校アカウント契約や管理者設定などの条件に左右される公式ヘルプでは現時点で利用不可
相互変換公式ヘルプでは、Classic GemsからLabs版へ直接変換できないと案内

この違いを知らないと、Labs版だけが表示されない、仕事用アカウントではLabs版を作れない、モバイルでは編集できないといった状況を「Gems全体がなくなった」と受け取りやすくなります。実際には、どちらのGemを指しているのか、どのアカウントと端末で見ているのかを分ける必要があります。

GoogleはGeminiアプリの更新情報でも、Gems from Google Labsを「Gemsをより役立つものにする」ための実験として案内しています。これは従来型を終了したという説明ではなく、Gemsを対話型アシスタントからワークフロー型のミニアプリへ広げる動きと読めます。

Gemsが表示されないときの確認手順

自分の画面からGemsが消えた場合でも、すぐにサービス終了と判断する必要はありません。提供条件や画面差分を順に切り分けると、原因を特定しやすくなります。

  1. Gemini Webで確認する。 Classic Gemの作成・編集はGemini Webを基準に確認します。モバイルは利用できても、作成や編集に制限がある場合があります。
  2. 個人用と仕事・学校用アカウントを分ける。 Gems from Google Labsは、公式ヘルプ上では個人Googleアカウント向けで、仕事・学校アカウントでは利用できません。
  3. ClassicとLabs版を混同していないか確認する。 同じGems画面でも、従来型、Google提供のプリメイド、Labs版は別の区分として表示されます。
  4. 言語と端末を確認する。 Labs版は現時点で英語・Web・パソコン中心の実験機能です。Geminiモバイル、Google Messages、Chromeでは利用できないと案内されています。
  5. Workspace管理者設定を確認する。 仕事用アカウントでは、GeminiアプリやConnected Appsの利用可否が管理者設定、契約エディション、組織単位、地域などに左右されます。
  6. 公式ヘルプに終了日や移行期限が出ているか確認する。 UI変更や一時的な不具合と、正式なサービス終了は分けて判断します。

仕事用アカウントでの利用可否は、個人アカウントと同じ画面を前提にしないことが重要です。管理者側の確認順序はGemini for Workspace管理者設定ガイド、会話履歴や一時チャットの扱いはGemini Apps Activityの解説で詳しく整理しています。

業務で使っているGemを仕様変更に備える方法

公式な廃止発表がないからといって、何も備えなくてよいわけではありません。AIサービスは、モデル、UI、利用上限、接続できるアプリ、共有方法が更新されます。重要な業務をGemだけに閉じ込めると、画面変更やモデル更新のたびに再現性が落ちる可能性があります。

最も有効なのは、Gemを「完成品」ではなく、再構築できる設定一式として管理することです。最低限、次の5点をGoogle Docsや共有ドライブなど、Gemの外に原本として保管します。

  • 指示文:役割、対象読者、回答順序、禁止事項、文体を含む完全版。
  • 参照資料一覧:ファイル名、保管場所、所有者、更新日、機密区分。
  • 標準テスト質問:期待する回答が出るか確認する5〜10問。
  • 合格条件:事実性、形式、文字数、引用、機密情報の扱いなどの評価軸。
  • 運用責任者:誰が更新し、誰が承認し、いつ再テストするか。

特にClassic GemsからLabs版へ自動変換できない点は、移行設計で見落としやすいポイントです。将来Labs版へ作り直す場合も、指示文とテスト質問が外部に残っていれば、単なるコピーではなく、対話型からワークフロー型へ意図的に再設計できます。

Chrome上で保存プロンプトを再利用する機能との違いはGemini Skills in Chromeの解説、APIや独自アプリとして再構築する選択肢はGoogle AI Studioの解説が参考になります。Gemsを残すか別の仕組みに移すかは、名称ではなく、必要なデータ接続、承認、ログ、再現性で決めるのが現実的です。

よくある質問

GeminiのGemsは本当に廃止されるのですか?

2026年8月9日時点では、Googleによる終了発表は確認できません。公式ヘルプはGemsの作成・利用方法を案内し、Classic GemsとGems from Google Labsの使い分けも掲載しています。

Gems from Google LabsがClassic Gemsを置き換えるのですか?

現時点の公式説明では、置き換えではなく用途別の併存です。Classic Gemsは反復チャット、Labs版はOpalを使ったAIミニアプリに向き、Classic GemsからLabs版への直接変換はできません。

Gemsがサイドバーに表示されないのは廃止の影響ですか?

廃止とは限りません。個人用と仕事用のアカウント差、管理者設定、端末、言語、ClassicとLabs版の違いを確認してください。Gemini Webでの表示と公式ヘルプの提供条件を照合すると切り分けやすくなります。

仕事用Google Workspaceアカウントでも使えますか?

Classic GemsはGoogle Workspace側でも利用できる案内がありますが、契約や管理者設定などの条件に左右されます。一方、Gems from Google Labsは公式ヘルプ上、現時点で仕事・学校アカウントでは利用できません。

作成済みGemをバックアップできますか?

少なくとも業務継続の観点では、Gemの外に指示文、参照資料一覧、標準テスト質問、合格条件を保存する方法が確実です。単に画面の存在をバックアップと考えず、別環境でも再構築できる状態を作ります。

今すぐ別サービスへ移行すべきですか?

廃止情報だけを理由に急いで移行する必要はありません。まず公式告知の有無を確認し、現在のGemが担う業務、参照データ、共有範囲、テスト結果を棚卸しします。そのうえで、Gems継続、Labs版への再設計、APIや別ツールへの移行を比較します。


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