Google Chat・Slack・Teamsの違い|料金・AI・選び方を比較
Google Chat、Slack、Microsoft Teamsは、どれもチャット、ファイル共有、通知、外部連携を備えているため、機能一覧だけでは差が見えにくいツールです。違いが出るのは、どの業務基盤とつながっているか、追加費用がかかるか、AIがどのデータを読めるかです。
結論として、Google Workspaceを使っている会社なら、全プランに含まれていて追加費用がかからず、Gmail・カレンダー・ドライブ・Meetと同じアカウントで管理できるGoogle Chatが第一候補です。多くの外部アプリとつなぎたい、社外とのチャンネル運用が多い場合はSlack、Microsoft 365とOutlook・SharePoint中心ならTeamsが向いています。併用する場合は、会議・ファイル・正式な記録をどのツールに置くかを先に決めます。2026年10月24日時点の公開情報に基づきます。
本記事のポイント
- Google Workspace企業では、全プランに含まれ追加費用がかからず、Gmail・カレンダー・ドライブ・Meetとつながる点がGoogle Chatの強みです。
- Slackは外部アプリ連携とチャンネル文化、TeamsはMicrosoft 365と会議・ファイル管理の統合に強みがあり、AI機能はプランで差があります。
- 選定では機能数より、既存の業務基盤、追加費用、正式な記録先、通知運用、管理者の負荷を見ます。
3ツールの基本的な違い
Google Chatは、Google Workspace内のコミュニケーションと業務通知に自然につながります。Gmail、Calendar、Drive、Meetを日常的に使う組織では、追加ツールを増やさず始めやすい点が強みです。
Slackは、外部アプリ連携、チャンネル文化、開発・スタートアップ寄りの運用に強みがあります。Teamsは、Microsoft 365、会議、SharePoint、Officeファイルとの統合に強みがあります。
| 比較項目 | Google Chat | Slack | Microsoft Teams |
|---|---|---|---|
| 強み | Gmail、カレンダー、ドライブ、Meetとの連携 | 外部アプリ連携とチャンネル文化 | Microsoft 365、Outlook、SharePointとの統合 |
| 契約の形 | Google Workspaceの全プランに含まれる | Slack単体で契約(無料プランあり) | Microsoft 365のTeams付きプランに含まれる。Teamsなしのプランや単体ライセンスもある |
| 料金の目安(1ユーザー月額) | Workspace Business Starter 800円から(税別。Chat以外のアプリ込み) | フリー 0円(メッセージは90日間保存)、プロ 年払い925円・月払い1,050円、ビジネスプラス 年払い1,920円・月払い2,160円 | Microsoft 365のプランによる(Teams Essentials単体は米国価格で4.00ドル) |
| AI機能 | Gemini。Business Standard以上でChat内のGeminiを利用可。2026年8月から会話内でGeminiに質問できる機能を段階展開(当初は英語) | プロで会話・スレッド要約、ビジネスプラスでAI検索や日次ダイジェスト | Microsoftの契約内容により異なる(本記事では比較しない) |
| 向いている組織 | Gmail、カレンダー、ドライブ中心の組織 | SaaS連携や社外とのやり取りが多い組織 | Office、SharePoint中心の組織 |
料金は各社の公式ページ(Google Workspace、Slack、Microsoft)の表示に基づきます。SlackのAI機能はSlackのプラン比較、Google ChatのGeminiはGoogle Workspace Updates(2026年8月19日)によります。契約期間や購入経路で変わるため、導入前に最新の価格を確認してください。
Google Workspace企業でGoogle Chatが合いやすい理由
Google Workspaceを使っている会社では、メール、予定、資料、会議がすでにGoogle内にあります。Google Chatを使うと、これらの業務文脈を同じアカウント管理と権限管理の中で扱えます。
たとえば、Gmail問い合わせをChatで相談し、Calendarで次回対応を予定化し、Drive資料を共有し、Meet会議へつなぐ流れを作りやすくなります。
費用で比べるときの注意点
Google Workspaceを契約している会社では、Google Chatは追加費用なしで使えます。Slackを併用すると、Workspaceの料金に加えて、Slackの利用人数分の費用がかかります。逆にMicrosoft 365を契約している会社では、Teams付きのプランならTeamsは追加費用なしです。
一方で、AI機能はプランによって差があります。Google WorkspaceのBusiness Starterでは、Geminiが使えるのはGmailとGeminiアプリで、Chat内のGeminiはBusiness Standard以上が対象です。Slackもプラン(プロ、ビジネスプラス、Enterprise+)ごとに使えるAI機能が異なります。「チャット内でAIに要約や検索をさせたい」ことが選定理由なら、プランごとの対象機能まで比べてください。
Slackが向いている場面
Slackは、連携アプリの豊富さ、柔軟なチャンネル運用、開発・プロダクトチームでの定着実績が強みです。社外コミュニティや複数SaaSとの接続を重視する場合は候補になります。
一方で、Google Workspaceのメール、予定、資料を正本としている場合、Slack側に通知や会話が分散しやすくなります。正式記録先との分担を決める必要があります。
Teamsが向いている場面
Teamsは、Microsoft 365、Outlook、SharePoint、Officeファイル、会議運用との統合が強みです。社内会議とOffice文書を中心に業務が回る組織では自然な選択肢になります。
Google Workspace中心の組織でTeamsを追加する場合は、予定、ファイル、会議の正本がどちらにあるかを明確にしないと、運用が二重化します。
なお、Microsoftは2025年11月から、Microsoft 365のEnterpriseプランでTeams付き・Teamsなしの両方を全世界で選べるようにしています。Business Basic・Standard・PremiumにはTeamsが含まれ、Teamsなしの版もあります。Microsoft 365を使っていてもTeamsを契約していない場合があるため、自社の契約内容を確認してから比較します。
選定で見るべき実務軸
チャットツール選定では、機能数より、既存業務基盤、管理者負荷、通知ルール、正式記録先、外部参加、コストを見るべきです。現場がすでに使っているツールとの距離が近いほど定着しやすくなります。
Google Workspace企業なら、まずGoogle Chatで業務通知と相談の設計を試し、外部アプリ連携や組織文化上の理由がある場合にSlackやTeamsを併用する判断が現実的です。
よくある質問
Google Workspace企業ならGoogle Chatを選ぶべきですか?
Gmail、Calendar、Drive、Meetを中心に業務が回っているなら、Google Chatは自然な選択肢です。ただし外部アプリ連携や既存文化によってはSlackやTeamsの方が合う場合もあります。
SlackとGoogle Chatの一番の違いは何ですか?
Slackは外部アプリ連携とチャンネル文化に強く、Google ChatはGoogle Workspace内の業務文脈とアカウント管理に自然につながる点が強みです。
TeamsとGoogle Chatはどう使い分けますか?
Microsoft 365中心ならTeams、Google Workspace中心ならGoogle Chatが自然です。両方使う場合は、会議、ファイル、正式記録の正本を決める必要があります。
複数チャットツールを併用してもよいですか?
併用は可能ですが、通知と正式記録が分散しやすくなります。用途、対象部門、記録先、管理者を明確に分けることが必要です。
Google Chatは無料で使えますか?
Google Workspaceの契約に含まれているため、Workspaceを使っている会社では追加費用なしで使えます。
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チャットツールとWorkspace運用を整理したい場合
Google Chat、Slack、Teamsの選定は、既存の業務基盤と正式記録先を見て判断すると失敗しにくくなります。ファネルAiでは、Google Workspace起点の営業・顧客対応基盤設計を支援しています。