Codex petとは?表示・選び方・カスタム作成を解説
Codex pet(OpenAI公式ヘルプでいう「Pets」)は、ChatGPTでAIエージェントの作業状況を見守る任意のアニメーション付きコンパニオンです。ChatGPT desktop appでは他のウィンドウ上に表示でき、WebやCodex CLIでは操作や表示範囲が異なります。公式手順はPetsのヘルプで確認できます。
Petsは、作業を見守るための任意のアニメーション付きコンパニオンです。ChatGPT desktop appでは「Settings」→「Pets」で種類を選び、/petで表示・非表示を切り替えます。Webでは対応するChatGPT Workのチャット内で選び、Codex CLIではターミナル上で切り替えます。petの選択は見た目を変えるもので、ChatGPTの回答を担うLLMやタスク処理の能力を高める機能ではありません。
本記事のポイント
- Petsは任意のアニメーション付きコンパニオンで、選択してもChatGPTのタスク処理能力は変わりません。
- ChatGPT desktop appでは「Settings」→「Pets」で種類を選び、/petで表示・非表示を切り替えます。Web・CLI・IDEでは使える操作が異なります。
- カスタムpetはdesktopの「Create pet」とWebの画像アップロードが別経路で、desktop作成品はWebへ自動同期しません。
Codex pet(Pets)とは?画面ごとの違い
PetsはChatGPTの作業状況を視覚的に追うための任意のアニメーション付きコンパニオンです。petを選ぶと外観だけが変わり、ChatGPTのタスク処理能力は変わりません。公式ヘルプでは機能を「Pets」、デスクトップアプリを「ChatGPT desktop app」と表記しています。
| 利用する画面 | できること | 確認しておく点 |
|---|---|---|
| ChatGPT desktop app(macOS / Windows) | petをほかのアプリの上に浮かべる、選ぶ、隠す、サイズを変える。petの下の操作部からQuick Chatを始め、チャットの活動を見る。 | 設定にPetsが出るか、ワークスペースで利用できるかを確認する。 |
| ChatGPT Web | 対応アカウント・ワークスペースのChatGPT Workチャット内でpetを選ぶ。透明背景のスプライトシートをアップロードしてカスタムpetを追加する。 | desktopの浮遊表示、Activity tray、/petコマンドは提供されない。 |
| Codex CLI | 対話セッションでpet pickerを開く、名前で選ぶ、無効にする。現在のCLIセッションの状態を表示する。 | 対応ターミナルが必要。複数チャットのActivity trayは含まれない。 |
| Codex IDE拡張 | pet pickerや浮遊petを使う機能はない。 | 自分のpetを使う場合はChatGPT desktop appまたはCodex CLIを利用する。 |
WebのPetsは、対応するChatGPT Workチャットの中に表示されます。desktopのように他のアプリの上に浮いたり、/petコマンドやActivity trayを使ったりするものではありません。画面ごとの最新の対応範囲は公式ヘルプ「Pets」で確認してください。
desktopでpetを表示・選択し、作業状況を見る
設定からpetを選ぶ
- ChatGPT desktop appを起動し、プロフィールメニューから「Pets」を開きます。設定から開く場合は「Settings」→「Pets」を選びます。
- 組み込みpetまたは作成済みのカスタムpetを選びます。petを表示せずチャット操作部だけを使う場合は「Mini」を選択します。
- petを表示するには入力欄に
/petと入力するか、コマンドメニューから「Show pet」を選びます。隠すときはpetを右クリックして「Hide」を選ぶほか、コマンドメニューやSettings → Petsから「Hide pet」を選ぶか、/petをもう一度入力できます。 - 大きさを変える場合は「Settings」→「Pets」→「Customize」で「Pet size」を調整します。「Reset」で初期サイズに戻せます。
プロフィールの「Pets」または「Settings」→「Pets」から選択でき、選択したpetと画面上の位置はアプリを再度開いたときにも保持されます。操作の詳細は公式ヘルプ「Pets」を参照してください。
浮遊コントロールを開き、チャットを始める
desktop appが起動しているときは、標準ショートカットでpetのコントロールを表示してQuick Chatにフォーカスできます。
| OS | 標準ショートカット | 変更場所 |
|---|---|---|
| macOS | Option + Space | Settings → Keyboard shortcuts → Show pet |
| Windows | Windows + Alt + P | Settings → Keyboard shortcuts → Show pet |
petの下にある操作部で鉛筆アイコンを選ぶと依頼を入力できます。@で文脈を追加し、$でskillを選び、ベルのアイコンからチャットの活動を確認できます。ただし、この操作部から始めたチャットはプロジェクト外で作成され、プロジェクトの文脈は引き継がれません。特定プロジェクトの情報が必要な依頼は、そのプロジェクトを開いてメインチャットから開始してください。これは公式ヘルプ「Pets」に記載されたQuick Chatの仕様です。
petに表示される4つの状態
| 状態 | 意味 | 次に行うこと |
|---|---|---|
| Running | チャットが作業中です。 | 必要に応じてpetのベルから対象チャットを開き、進行を確認します。 |
| Needs input | 承認、回答、または別の判断を待っています。 | 対象チャットを開いて依頼内容を読み、必要な判断をその会話上で行います。 |
| Ready | 作業が完了し、未読の活動があります。 | 結果を確認し、必要なレビューや次の作業を行います。 |
| Blocked | 作業が失敗したか、システムエラーに遭遇しました。 | 会話を開いて原因と必要な対応を確認します。 |
複数チャットに活動がある場合、petはNeeds input、Blocked、Ready、Runningの順に優先して表示します。petのActivity trayはシステム通知とは別の機能です。通知を受け取れない場合は、ChatGPT側の通知設定とOS側の通知許可を別々に確認してください。状態の意味と通知設定は公式ヘルプ「Notifications」にも説明があります。
カスタムpetを作る方法はdesktopとWebで異なる
ChatGPT desktop appから作る
- 「Settings」→「Pets」を開き、「Create pet」を選びます。
- アプリが同梱の
hatch-petskillをインストールしてskillを再読み込みし、新しいチャットを開きます。 - 作りたいpetの外観や雰囲気を、具体的なプロンプトとして説明して依頼します。
- 作業が終わったら「Settings」→「Pets」に戻り、「Refresh」を選んで作成したpetを選びます。
desktop appで作成したカスタムpetは、そのコンピューター内に保存され、ChatGPT Webへ自動では同期されません。Web側でも使う場合は、Webの設定から別途アップロードします。公式の手順は「Pets」に記載されています。
Webで画像をアップロードする
ChatGPT Webでは「Settings」→「Personalization」→「Pet」→「Select pet」を開き、組み込みpetを選ぶか、「Default」でpetなしに戻します。カスタムpetは、アニメーションに使う複数のコマを並べたスプライトシートを「Upload pet」から追加します。利用にはアカウントとworkspaceが対応している必要があります。アップロード画像には次の条件があります。
- 透明背景のスプライトシート(PNGまたはWebP)
- 寸法は正確に1536 × 1872ピクセル
- ファイルサイズは20 MiB以下
Web上のカスタムpetは、同じ設定から編集、ダウンロード、更新、削除できます。アップロード後のpetは、対応するChatGPT Workチャット内で使います。Web用petの要件や利用範囲は公式ヘルプ「Pets」で確認してください。
CLI・IDEで使う場合とチーム運用の確認点
Codex CLIのコマンドと対応ターミナル
Codex CLIの対話セッションでは、次のコマンドでpetを操作します。
| コマンド | 動作 |
|---|---|
/pets または /pet | pet pickerを開く |
/pets <name> | 名前を指定してpetを選ぶ |
/pets off | ターミナルでpetを無効にする |
pickerには組み込みpetと、コンピューターにインストールされた互換カスタムpetが表示されます。表示する状態は現在のCLIセッションのもので、desktop appのように複数チャットのActivity trayを備えていません。利用にはiTerm2 3.6以降、またはKitty graphics / Sixel対応ターミナルが必要です。tmuxとZellijの中では使えません。IDE拡張にはpet pickerや浮遊petがないため、CLIまたはChatGPT desktop appを使います。詳しくは公式ヘルプ「Pets」を確認してください。
企業・チームで使うときの実務上の分け方
petは作業状況を見やすくする表示機能です。状態の表示だけで、依頼内容、成果物、承認の根拠を記録したことにはなりません。チームでは、対象チャットで依頼と結果を確認し、承認や追加判断を実際のチャット上で行い、必要なレビュー記録を既存の変更管理や業務記録に残す運用にします。AIエージェントの役割、アクセス範囲、承認、監査の決め方はAIエージェントの権限・承認・監査設計、記録項目の整理にはAIエージェント監査ログのテンプレートも参考になります。
例えば、営業担当者がCRMの顧客データ照合案をプロジェクト内のチャットで依頼します。Needs inputの表示が出たら、担当者本人がpetのベルから対象チャットに戻り、顧客データや更新案を確認します。社内承認が必要な場合は既存の承認手順に沿って進め、承認内容を所定の記録先に残してからチャットで結果を確認します。これは一人の担当者が自分の作業を追う架空の例です。petのActivity trayは、チーム共通の承認台帳として扱わず、担当者が対象チャットへ戻る入口として使います。依頼に成果、制約、完了条件を含める考え方は公式ヘルプ「Long-running work」も参考になります。
共有画面や録画にpetが映る可能性があるため、会議、顧客向けデモ、画面録画の前に表示状態を確認し、必要に応じて隠します。カスタム画像を使う場合は、社内ブランド、第三者の著作物・商標、配布ルールを確認してください。アニメーションが気になる利用者には、OSで動きを抑える設定を有効にするとpetは動かない静止フレームで表示されます。workspaceによってPetsが利用できない場合があるため、組織で導入する際は利用者のアプリ更新と設定の表示を確認します。
表示されない・切り替わらないときの確認表
| 症状 | 確認すること | 対処 |
|---|---|---|
| desktop appにPets設定やコントロールがない | アプリが最新か、workspaceでPetsを利用できるか。 | アプリを更新し、workspaceで許可されているか確認します。 |
| Webで/petが反応しない | Webはdesktopの浮遊表示や/petコマンドを提供しません。 | Settings → Personalization → Pet → Select petから選びます。 |
| desktopでカスタムpetが見つからない | Create petの処理完了後に一覧を更新したか。 | Settings → PetsでRefreshを選び、一覧からpetを選択します。 |
| desktopで作ったpetがWebにない | desktop作成品はWebに自動同期されません。 | Web側で条件に合う透明PNG / WebPのスプライトシートをアップロードします。 |
| CLIのpickerが出ない | 対話セッションか、対応ターミナルか。tmux / Zellijを使っていないか。 | iTerm2 3.6以降またはKitty graphics / Sixel対応ターミナルで試します。 |
| petは動くが通知が出ない | Activity trayとシステム通知は別機能です。 | ChatGPTの通知設定とOSの通知権限を確認します。 |
| IDE拡張にpet pickerがない | IDE拡張にはpickerや浮遊petがありません。 | ChatGPT desktop appまたはCodex CLIで使います。 |
desktop controlsを再表示するショートカットは「Settings」→「Keyboard shortcuts」で変更できます。OSで動きを抑える設定が有効な場合、petが動かず静止画像に見えるのは仕様です。設定項目や利用条件は更新される場合があるため、判断に迷うときは公式ヘルプ「Pets」を参照してください。
よくある質問
Codex pet(Pets)とは何ですか?
作業を見守るための任意のアニメーション付きコンパニオンです。OpenAIの現在の公式ヘルプでは「Pets」として、ChatGPT desktop app、Web、Codex CLIなど画面ごとの使い方が案内されています。選択してもタスクの処理能力は変わりません。
ChatGPT desktop appでpetを表示・切り替えるには?
プロフィールメニューの「Pets」または「Settings」→「Pets」で種類を選びます。/petで表示・非表示を切り替えられ、コマンドメニューの「Show pet」やpetを右クリックして「Hide」を選ぶ方法もあります。
カスタムpetを作成・アップロードする方法は?
desktopではSettings → Pets → Create petから依頼し、完了後にRefreshして選びます。WebではSettings → Personalization → Pet → Select pet → Upload petから、透明背景のスプライトシート(PNGまたはWebP)(1536 × 1872ピクセル、20 MiB以下)を追加します。desktopで作ったpetはWebに自動同期しません。
desktop・Web・CLIでは何が違いますか?
desktop appは他のウィンドウ上の浮遊表示、Quick Chat、複数チャットの活動表示に対応します。Webは対応するChatGPT Workチャット内で表示し、CLIは現在の対話セッションの状態をターミナルに表示します。IDE拡張にはpet pickerや浮遊petがありません。
petを使うと回答の精度や実行権限は上がりますか?
いいえ。petを選ぶと外観が変わるだけです。依頼内容、アクセス範囲、承認の要否、結果の確認は、通常のチャットやプロジェクトの設定と運用ルールで判断してください。
petが表示されても、OSの通知が届かないのはなぜですか?
petのActivity trayとシステム通知は別の機能です。ChatGPTの通知設定で通知カテゴリを確認し、必要な場合はOS側でChatGPT desktop appへの通知許可も確認してください。
AIエージェントの利用ルールを整える
CodexやChatGPTをチームで使うときは、作業を見やすくする表示機能に加えて、依頼の範囲、レビュー担当、承認条件、作業記録を決めておくと、状態表示と正式な判断を混同せずに運用できます。ファネルAiでは、業務に合わせたAIエージェントの役割・権限・承認・監査の整理を支援しています。