AIロープレツール比較7選|営業育成で見る機能・料金・選び方【2026年版】
AIロープレツールは、AIが顧客役となって営業担当者の会話練習を受け、終了後に自動で評価やフィードバックを返す育成サービスです。上司や先輩が毎回相手役を務めなくても反復できる一方、製品によって得意な場面、シナリオの作り方、採点対象、管理方法が大きく異なります。
結論から言うと、営業特化で選ぶならamptalk coachとナレッジワークAI営業ロープレ、営業以外の接客・応対研修にも広げるならexaBase ロープレ、SAPI ロープレ、AmiVoice RolePlay、PeopleX AIロープレ、VideoTouch AIロープレが候補です。料金の金額を公開している製品はほぼないため、初期構築、ID、利用時間、シナリオ作成支援、伴走支援、最低契約期間を同じ条件で見積もる必要があります。
本記事では、AIが相手役となることを比較対象の条件にしました。人同士の実商談やロープレを録音・解析する会話分析ツール、商談中に回答候補を出すリアルタイム支援ツールは別カテゴリとして扱います。機能・料金条件は2026年7月13日に各社公式情報で再確認しています。
本記事のポイント
- 営業特化ならamptalk coachかナレッジワーク、幅広い職種・応対研修まで広げるならexaBase、SAPI、AmiVoice、PeopleX、VideoTouchが候補です。
- 公開料金だけで比べるのは困難です。初期構築、ID、利用時間、シナリオ作成支援、伴走支援、最低契約期間を同じ条件で見積もります。
- PoCは1つの商談場面と3つ前後のシナリオに絞り、スコアだけでなく反復率、合格までの日数、上司の指導工数、実商談での行動変化を確認します。
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このページで答える質問
- 営業向けAIロープレツールはどのように比較すればよいですか?
- 主要なAIロープレツール7製品にはどのような違いがありますか?
- AIロープレツールの料金を比較するときは何を確認すべきですか?
- AIロープレのPoCではどの指標を見ればよいですか?
AIロープレツール7製品の比較表
7製品はいずれもAIとの反復練習とフィードバックを提供しますが、設計思想は同じではありません。営業専用か全社研修向けか、会話内容を中心に採点するか話速や表情まで見るか、利用企業が自分でシナリオを作るか導入支援と一緒に構築するかを分けて比較します。
| 製品 | 向いている用途 | シナリオ・対話 | 評価・管理 | 公開されている料金条件 |
|---|---|---|---|---|
| amptalk | 法人営業、新人・商材研修 | 資料や対話からシナリオを作成し、音声で練習 | 独自評価シート、コース、ダッシュボード | 金額は要問い合わせ。最低10ID、年契約、月3時間/IDなどの条件を公開 |
| ナレッジワーク | 大企業の営業育成、営業標準化 | 商品紹介、ヒアリング、提案、懸念払拭などの個社シナリオ | 定量・定性フィードバック、利用状況の可視化 | 料金体系・トライアル条件とも要問い合わせ |
| exaBase | 営業、金融、保険、製薬、接客、コールセンター | 150種類のテンプレートとAIアバター。独自編集にも対応 | 即時スコア、改善点、進捗・成績一覧 | 現行価格は要問い合わせ。トライアル申込窓口あり |
| SAPI | 営業、接客、コンタクトセンター、説明研修 | AIアバターと音声対話。シーン作成AIで設定を支援 | スコア、根拠動画、改善点、組織ダッシュボード | 人数・機能別の要見積もり。無料トライアルあり |
| AmiVoice | 営業、新人・代理店教育、FAQ・応対研修 | シナリオ型とAI対話型。実写に近いAIアバター | 説明項目、NG語、話速、笑顔などを自社基準で評価 | 要問い合わせ。最低利用期間1か月、無料トライアル・デモあり |
| PeopleX | 営業、接客、CS、1on1、面接・プレゼン研修 | テンプレート編集、複数ペルソナ、AIアバターとの音声対話 | AI評価、課題割当、進捗・履歴管理 | 初期支援+年払い基本料金+従量料金。金額は要見積もり |
| VideoTouch | コンタクトセンター、アウトバウンド営業、店舗接客 | 多様な顧客像・状況を設定し、AI顧客と対話 | 発言評価、具体的フィードバック、レポート | 料金は要問い合わせ。無料デモあり |
営業商談の型を揃えることが主目的なら、営業専用のシナリオと評価を持つ2製品から見ると候補を絞りやすくなります。接客、コールセンター、面接などにも横展開するなら、職種をまたぐテンプレートやアバター、LMS・進捗管理を持つ総合型を比較します。コンタクトセンターでは、応対品質のモニタリングや動画研修と同じ運用に載せられるかも重要です。
なお、「AI評価あり」という表示だけでは優劣を判断できません。キーワードの充足、営業プロセス、質問の質、説明の正確性、話速、表情など、採点対象が異なるからです。同一シナリオと同一評価表を使った第三者比較ではないため、本記事では会話の自然さや採点精度を順位付けしていません。
主要7製品の特徴と向いている組織
amptalk coach:商談資料から営業練習を作りたい組織向け
amptalk coachは、営業トークや商品説明の練習に軸を置くAIロープレです。資料のアップロードやAIとの対話を通じて、顧客像、想定質問、トークスクリプト、評価項目を設定できます。学習者は音声でAI顧客と会話し、情報の正確性、説明の流れ、質問対応などの観点でフィードバックを受けます。
商材や部門ごとにコースを割り当て、ダッシュボードで利用状況と結果を確認できるため、新人のオンボーディングや新商材の展開に向きます。amptalk analysisと連携する場合は過去商談データをシナリオ設計に生かせますが、analysis側のSalesforce連携とcoach単体のCRM連携は分けて確認してください。
料金ページでは、最低10ID、年契約・一括払い、1IDあたり月3時間を基本とし、初期費用、利用料、追加時間で構成すると案内しています。金額は公開されていないため、利用人数だけでなく、1人あたりの月間練習回数と1回の想定時間を出して見積もる必要があります。
ナレッジワークAI営業ロープレ:大企業の営業標準化を進めたい組織向け
ナレッジワークAI営業ロープレは、商品紹介、ヒアリング、提案、懸念払拭といった営業プロセスをAIアバターとの対話で練習するサービスです。標準的な営業スキルだけでなく、企業独自の評価項目を設定し、定量・定性の両面から具体的な助言を返します。
個社シナリオの構築、利用データの可視化、育成施策の設計支援まで含めて営業力強化を進めたい大企業に合います。ナレッジワークの営業ナレッジ・学習基盤と一緒に検討する場合は、教材の閲覧、ロープレ、現場での活用までを同じ育成設計に載せやすい点が判断材料です。
公式サイトでは金額、最低ID、無料トライアル条件を公開していません。見積もりでは、対象部門、必要シナリオ数、個社評価軸の設計範囲、導入後の運用支援を明示して比較します。
exaBase ロープレ:豊富なテンプレートから始めたい組織向け
exaBase ロープレは、営業、金融、保険、製薬、接客、コールセンターなどを想定した150種類のシナリオテンプレートを備えます。AIアバターとの対話後に100点満点のスコア、会話要約、改善点を返し、管理者は進捗と成績を一覧できます。テンプレートを編集し、自社独自の設定へ展開することも可能です。
ゼロから要件を作るよりも、業界・場面別のたたき台を使いながら短期間で検証したい企業に向きます。接客やコールセンターまで対象が広いため、営業部門だけで閉じず、複数部門の応対研修を共通化したい場合にも候補になります。
現行の金額は要問い合わせです。2024年の公式発表には当時の参考価格が掲載されていますが、現在価格としては扱えません。トライアルでは、テンプレートの数よりも、自社商材への編集工数と評価基準の調整範囲を確認してください。
SAPI ロープレ:動画の根拠と組織ダッシュボードを重視する組織向け
SAPI ロープレは、AIアバターとの音声対話、AI解析レポート、組織ダッシュボードを備える営業・接客研修サービスです。旧名称は「カルティ ロープレ」で、2026年1月に現在の名称へ変わりました。
フィードバックはスコアだけでなく、改善点の根拠となる動画場面と結び付けて確認できます。シーン作成AIは、社内資料を参照しながら顧客像、会話シナリオ、評価軸の作成を支援します。専門用語や社内ルールを扱う接客・説明研修、管理者が部署・チーム単位で進捗を追う運用に向きます。
金額は人数と機能に応じた見積もりで、少人数向けの案内と無料トライアルがあります。トライアル条件、初期設定の範囲、管理者支援、シナリオ追加時の費用を同時に確認すると総費用を比較しやすくなります。
AmiVoice RolePlay:話し方や表情も含めて評価したい組織向け
AmiVoice RolePlayは、決められた分岐を練習するシナリオ型と、AIが会話内容に応じて応答するAI対話型を使い分けられるセルフトレーニングツールです。実写に近い質感のAIアバターを顧客役とし、商品説明、ヒアリング、クロージング、FAQ対応などを練習できます。
評価項目には、説明すべき内容、NGワード、話速、笑顔、伝える力、聞く力などを設定できます。AI相手の練習だけでなく、人同士で行ったロープレ動画の採点にも対応するため、既存研修を段階的に置き換えたい企業にも向きます。専門用語の辞書や評価プロンプトを調整できる点も確認材料です。
金額は要問い合わせで、最低利用期間は1か月です。無料トライアルとデモが案内されているため、音声認識だけでなく、自社の評価項目をどこまで再現できるかを実データで確認します。
PeopleX AIロープレ:営業以外も含む全社研修へ広げたい組織向け
PeopleX AIロープレは、営業・接客・カスタマーサクセスに加え、1on1、面接官、プレゼンなど複数の職種・場面を扱う総合型サービスです。テンプレート編集、複数の顧客像、AIアバターとの音声対話、AI評価、課題割当、進捗・履歴管理を組み合わせます。
1つの営業場面に深く特化するより、部門ごとに異なる対話研修を同じ基盤で配布・管理したい企業に向きます。多言語研修を視野に入れる場合も候補です。現行ページには開発中機能を含む旨の注記があるため、必要機能の提供状況はデモと見積書で個別に確かめてください。
料金は初期導入支援、年払いの基本料金、利用量に応じた料金で構成され、金額は要見積もりです。対象人数、シナリオ数、利用量、LMS運用、初期コンサルティングの範囲をそろえて比較します。
VideoTouch AIロープレ:応対研修とモニタリングをつなげたい組織向け
VideoTouch AIロープレは、コンタクトセンター、アウトバウンド営業、店舗接客などの応対を想定し、多様な顧客像や状況でAI顧客と練習できるサービスです。発言内容を評価し、具体的なフィードバックとレポートを返します。
同社の動画研修やAIモニタリングと組み合わせ、実際の応対で見つかった課題を研修シナリオへ戻す運用が判断材料になります。営業商談だけでなく、問い合わせ対応、難しい顧客への説明、アウトバウンドコールの標準化を同じ品質管理サイクルに載せたい組織に向きます。
料金は公開されておらず、無料デモが案内されています。導入時はAIロープレ単体の費用と、研修・モニタリングを含む構成を分けて見積もってください。
失敗しない選び方は6つの比較軸を固定すること
1. 誰が、どの場面を練習するか
「営業力を上げたい」だけでは製品を選べません。新人の初回商談、既存顧客へのアップセル、価格への反論対応、代理店の商品説明、コールセンターの苦情対応など、対象者と場面を1つの文にします。場面が営業に限られるなら営業特化型、複数職種へ広げるなら総合型が比較の起点です。
2. シナリオを誰が、何から作るか
シナリオ作成は、テンプレート編集、資料からのAI生成、管理者による手動設定、ベンダーの設計支援に分かれます。生成機能があっても、良い商談の型や顧客の反応が入力されなければ現場に合いません。過去の商談ログ、FAQ、営業資料、評価表を使えるか、改訂を自社だけで回せるかを確認します。
3. 何を合格とするか
評価は、必須説明の充足、質問の深さ、顧客課題の把握、会話の順序、話速、NG語、表情などに分けます。製品の総合点だけを見るのではなく、自社の評価項目を設定できるか、点数の根拠となる発言を確認できるか、上司が評価を補足できるかを見ます。
4. 反復を促す管理機能があるか
AIロープレは1回受けただけでは定着しません。課題割当、期限、合格条件、再受講、履歴、部署別ダッシュボード、上司コメントが実際の研修運用に合うかを確認します。LMSや動画研修との連携は便利ですが、直接CRM連携とは別です。今回の7製品は、ロープレ単体からSalesforceやHubSpotへ結果を直接送る機能を公式情報だけでは横並びで確認できませんでした。
5. 学習データをどのように守るか
営業資料、顧客像、商談ログ、受講者の音声や動画を扱うため、ISMSなどの認証名だけで判断せず、対象範囲、生成AIの学習利用、保存国・保存期間、削除手順、委託先、SSO、MFA、IP制限、監査ログを確認します。録音データをシナリオ作成に使う場合は、顧客との契約や社内規程も確認が必要です。
6. 同じ条件で総費用を見積もる
金額非公開の市場では、各社に異なる条件で問い合わせると比較できません。次の見積条件を1枚にまとめ、同じ前提で回答を依頼します。
| 見積項目 | そろえる条件の例 | 確認理由 |
|---|---|---|
| 利用者・管理者 | 受講者50名、管理者5名 | ID単価と管理者課金の差をなくす |
| 利用量 | 1人あたり月8回、1回15分 | 時間・回数の超過料金を比べる |
| 初期シナリオ | 3本、各3ペルソナ | 構築支援と自社作業の境界を見る |
| 評価項目 | 共通10項目+商材別5項目 | カスタマイズ費用をそろえる |
| 契約条件 | PoC、最低ID、最低期間、更新単位 | 小規模検証と本導入の総額を分ける |
| 運用支援 | 管理者研修、月次レビュー、追加設定 | 伴走支援を含む実質費用を見る |
4週間のPoCで導入効果を確かめる方法
PoCでは「ツールを使った人の満足度」だけでなく、育成プロセスが変わるかを確かめます。対象者を5〜15名程度に絞り、実商談で頻出する1つの場面を、難易度の違う3シナリオほどで検証すると比較しやすくなります。
- 対象行動を決める:初回商談の課題深掘り、価格反論への対応など、改善したい行動を1つに絞ります。
- シナリオと評価表を共通化する:候補製品に同じ顧客像、同じ必須発言、同じ評価項目を設定します。
- 基準を校正する:新人、中堅、マネージャーが同じシナリオを受け、スコアと人の評価が大きくずれないか確認します。
- 4週間反復する:週2回などの頻度を決め、課題割当、再受講、上司コメントが無理なく回るか見ます。
- 実商談の行動と照合する:ロープレ合格後に、実際の商談で対象行動が増えたかを会話記録やレビューで確認します。
| PoC指標 | 見る内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 参加・反復率 | 対象者の実施率、1人あたり受講回数 | ログイン数だけでなく再挑戦を確認 |
| 合格までの日数 | 基準点や必須行動を満たすまでの日数 | 難易度が違う製品間で単純比較しない |
| 評価の納得度 | AIの根拠と上司評価の一致、誤評価の頻度 | 総合点より項目別のずれを見る |
| 指導工数 | 相手役、採点、コメントにかかる上司時間 | 初期シナリオ作成工数も含める |
| 実商談の行動 | 質問、要約、次アクション確認などの実施率 | 受注率は案件条件の影響も受ける |
AIロープレのスコアが上がっても、受注率が直ちに上がるとは限りません。PoCでは、まず練習量、指導工数、対象行動の変化を確認し、その後に商談化率、次回化率、受注率などの営業指標へつなげます。
AIロープレツールのよくある質問
AIロープレツールはどのように比較すればよいですか?
対象者と練習場面、シナリオ作成方法、対話方式、評価項目、管理運用、総費用の6軸で比較します。機能数ではなく、実商談で改善したい行動から評価表を先に作ると、自社に必要な機能を絞れます。
主要7製品の違いは何ですか?
amptalk coachとナレッジワークは営業育成に特化しています。exaBaseは業界別テンプレート、SAPIは根拠動画と組織管理、AmiVoiceは話し方・表情を含む評価、PeopleXは複数職種への横展開、VideoTouchは応対研修とモニタリングの循環が主な判断材料です。
無料で使えるAIロープレはありますか?
今回の7製品では、SAPI ロープレとAmiVoice RolePlayが無料トライアル、VideoTouchが無料デモを案内しています。期間、利用人数、シナリオ作成、データ保持などの条件は個別確認が必要です。汎用の生成AI音声機能でも簡易練習はできますが、組織共通の採点、課題配布、履歴管理を行うなら専用製品が比較対象になります。
料金を比較するときは何を確認すべきですか?
月額だけでなく、初期設定、最低ID、利用時間、追加シナリオ、評価項目の調整、管理者研修、伴走支援、最低契約期間、更新単位を確認します。受講者数と練習頻度を同じにした年間総額で比較してください。
AIロープレと商談会話分析AIは何が違いますか?
AIロープレはAIが顧客役となる練習環境です。商談会話分析AIは、顧客と営業担当者が実際に行った会話を録音・文字起こし・分析します。前者は本番前の反復、後者は本番後の振り返りが中心で、両者をつなぐと実商談の課題を次の練習へ戻せます。
PoCではどの指標を見ればよいですか?
参加率、反復回数、合格までの日数、AI評価と上司評価の一致、上司の指導工数、実商談での対象行動を見ます。4週間程度では受注率だけで結論を出さず、育成プロセスの改善を先に確認します。
セキュリティ確認では何を聞けばよいですか?
認証の対象範囲、入力データの学習利用、保存国・期間、削除、委託先、暗号化、SSO、MFA、IP制限、監査ログを確認します。営業資料や録音を使う場合は、利用目的とアクセス権を社内規程にも反映してください。