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MQL・MQA・MQBGの違いとは?ABMで購買グループをどう見るべきかを整理する

MQL・MQA・MQBGの違いとは?ABMで購買グループをどう見るべきかを整理する

ABMを進めていると、「MQLは増えているのに商談が前へ進まない」という状態にぶつかります。多くの場合、個人リードの反応だけを見ていて、アカウント全体や購買グループの状態を見られていないことが原因です。

結論から言うと、MQLは個人リード、MQAはアカウント、MQBGは購買グループを見るための考え方です。ABMでは、誰か1人が反応したことより、必要な役割が揃っているかの方が重要になるため、MQLだけで管理すると判断を誤りやすくなります。


本記事のポイント

  1. MQLは個人の反応、MQAはアカウントの反応、MQBGは購買グループの充足を見るための考え方です。
  2. ABMではMQLだけを追うと、担当者が反応していても決裁側が不在の案件を過大評価しやすくなります。
  3. 購買関与者の揃い具合まで見たい組織では、MQLとMQAの先にMQBGを置くと判断しやすくなります。

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このページで答える質問

  • MQLとMQAとMQBGの違いは?
  • ABMでMQBGを見るべき理由は?
  • MQLだけでは何が足りない?
  • MQBGはどんな組織で有効?
MQL、MQA、MQBGを、個人、アカウント、購買グループの3層で比較した図
MQLからMQA、MQBGへ視点を広げるほど、ABMでは誰が反応したかだけでなく、どの役割が揃っているかまで見やすくなります。

MQL・MQA・MQBGの違いを先に表で見る

この3つは似て見えますが、評価の単位が違います。特にABMではその違いを意識しないと、個人の行動を企業全体の前進だと誤認しやすくなります。

用語見る単位何を示すかABMでの使いどころ
MQL個人リード一定以上の反応や条件を満たした人がいる個別接点の入口を見る
MQAアカウント企業単位で意味のある反応が起きているABMの注力対象が動き始めたかを見る
MQBG購買グループ必要な役割や関与者が揃ってきた商談の質と前進度を判断する

なお、これらの用語はツールやベンダーによって細かな定義が異なることがあります。大事なのは名称そのものより、何を単位に前進を判断するか を社内で揃えることです。

ABMでMQLだけでは足りない理由

通常のリード獲得型マーケティングでは、MQLで十分な場面もあります。しかし ABM では、対象企業を絞って追うため、担当者1人の反応だけでは案件の前進度を判断しにくくなります。

たとえば比較資料を何度も見ている担当者がいても、実際の導入判断には部門責任者や情報システム部門、決裁者が関わるかもしれません。このとき MQL が増えていても、アカウント全体では初期段階のままです。

だからABMでは、MQL・SQL・SALの違い だけでなく、アカウント全体で誰がどの役割を担っているかまで見ていく必要があります。

MQLからMQA、MQBGへどう使い分けるか

実務では、3つを排他的に使うより、段階ごとに重ねて使う方が自然です。

段階主に使う考え方判断したいこと
接点創出MQL個人の反応が起きたか
注力判断MQAターゲットアカウント全体で追う価値があるか
商談化判断MQBG必要な役割が揃い始めているか
営業連携MQBG + 商談条件営業へ渡して前に進む状態か

この順で見ると、MQLが増えているのに商談化しない理由を切り分けやすくなります。個人の反応はあるがアカウント全体の温度感が弱いのか、アカウントは動いているが関与者が揃っていないのか、次の打ち手が変わってくるからです。

MQBGを使うべき場面

すべての会社が厳密に MQBG を置く必要はありません。ただし、次の条件がある組織では有効です。

  • 案件単価が高い:1件の受注判断に複数部門が関わるため、担当者1人の反応では不十分です。
  • 導入までの期間が長い:途中で関与者が増減するため、個人単位だけでは前進度を測りにくくなります。
  • 営業とマーケで商談品質を共通管理したい:誰が足りないかを見られるため、受け渡し基準を揃えやすくなります。

逆に、単純な商材や個人判断で進む商材では、MQL中心でも十分なことがあります。用語を増やすこと自体が目的にならないよう注意が必要です。

用語運用で気を付けたいこと

ベンダーごとの差をそのまま持ち込まない

MQA や MQBG はベンダーによって定義が違うことがあります。まずは自社で「どの状態を良い前進とみなすか」を決め、その後でツール定義に合わせる方が安全です。

言葉だけ増やして運用を複雑にしない

小さな組織で最初から MQL、MQA、MQBG を細かく分けると管理が重くなることがあります。最初は MQL とアカウント注力判断だけでも十分です。

営業へ渡す条件を別で持つ

MQBG が高いからそのまま営業へ渡すのではなく、商談で確認すべき論点や次のアクションが見えているかも必要です。ここは ABMの営業連携 とセットで考えるべきです。

よくある質問

MQLとMQAは同じですか?

同じではありません。MQLは個人リード単位での評価で、MQAは企業全体の反応を見る考え方です。ABMでは単位の違いが大きな意味を持ちます。

MQBGは必ず必要ですか?

必ずではありません。複数部門が関わる高単価商材では有効ですが、単純な商材では運用コストが上回ることもあります。

MQLが多いのに商談化しないときは何を見るべきですか?

アカウント全体の反応と関与者の揃い具合を見ます。担当者だけが動いていて、決裁や承認の役割が見えていない可能性があります。

MQBGはどう定義すればよいですか?

必要な役割がどこまで見えているか、誰が前向きか、次の商談で確認すべき論点が揃っているかを基準にするのが実務では扱いやすくなります。

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