【成果が数字で見えない––】BtoB展示会の効果を可視化するKPI設定&測定ガイド  – ファネルAi
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【成果が数字で見えない––】BtoB展示会の効果を可視化するKPI設定&測定ガイド 

BtoB展示会の効果測定を「名刺の山」で終わらせず、投資対効果を可視化するにはKPI設計が不可欠です。本記事では、リード獲得(総リード数・有効リード率)、商談化・売上(商談化率・受注率・展示会起点売上)、ブース体験(訪問者数・滞在時間)、コスト・ROIの4フェーズで押さえるべき指標を整理します。SFA/CRM連携による測定精度の担保、展示会後90日間のPDCAサイクル、AIを活用した予測スコアリングまで、データドリブンな施策改善の手順を解説します。

「名刺は山ほど集まったのに、結局いくら儲かったのか説明できない」──BtoB展示会ではよく耳にする悩みです。ブース施工や旅費、人件費など出展コストは膨大ですが、効果測定が曖昧だと経営層を説得できません。本稿では、展示会を“運頼み”で終わらせず、データドリブンなマーケティング施策に進化させるKPI設計と測定手順を解説します。一般的なビジネスパーソンがすぐに実践できる内容に絞り、約3,000字でまとめました。

KPIがない展示会は羅針盤のない航海:

KPIを設定すると、展示会施策は劇的に変わります。

  • 投資対効果の可視化
    コストと成果を ROIROI で比較すれば、出展を続けるべきかどうかが定量的に判断できます。
  • 次回施策の精度向上
    ファネルのどこで失速したかが数字でわかり、改善ポイントが一目瞭然です。
  • チームモチベーションの向上
    目標進捗をリアルタイム共有すると、成果が「自分ごと」になり現場が動きます。
  • リソース配分の最適化
    ROIが高い施策に予算と人員を集中でき、低ROI施策は縮小や撤退を検討できます。

目的別に押さえるべき主要KPI:

展示会のゴールは企業ごとに異なります。フェーズ別に必須指標を整理しました。

リード獲得フェーズ

  • 総リード数
    名刺交換やQR登録で取得した連絡先総数。受注目標から逆算して目標値を設定します。
  • 有効リード率
    ペルソナやBANT要件を満たすリード ÷ 総リード。質を担保しないと後工程で失速します。
  • 資料DL数
    ブース専用LPのダウンロード件数。事前集客施策と紐づけて効果を切り分けます。

商談化・売上フェーズ

  • 商談化率
    商談件数 ÷ 有効リード数。営業同行の有無でABテストを行うと改善策が明確になります。
  • 受注率
    受注件数 ÷ 商談件数。平均リードタイムを併記し、長期化要因を洗い出しましょう。
  • 展示会起点売上
    受注金額合計。SaaS企業はLTV換算で評価するとサブスク特有の回収構造が把握できます。

ブース体験フェーズ

  • ユニーク訪問者数
    AIカメラやBeaconで実人数を取得。導線設計やサイン改善の指標になります。
  • 平均滞在時間
    動線解析ツールで平均滞在秒数を測定し、デモ尺やスタッフ配置を最適化。
  • セッション参加率
    デモ参加人数 ÷ 訪問者数。アジェンダや告知方法の妥当性を確認できます。

コスト・ROIフェーズ

  • 総出展費用
    ブース装飾からノベルティまで、すべてをPLで一元管理します。
  • ROI

    ROI=展示会起点粗利益−総出展費用総出展費用×100ROI=総出展費用展示会起点粗利益−総出展費用​×100


  • CAC(顧客獲得単価)
    総出展費用 ÷ 受注件数。SaaSの場合は月額×回収月数で損益分岐点を確認します。

測定精度を担保するオペレーション設計:

SFA/CRMとMAの連携
ソース属性を「EXPO_2025」と統一し、リード獲得から受注までを一気通貫で追跡。マーケと営業が同じダッシュボードを参照することで、商談進捗の抜け漏れを防ぎます。

リードクオリフィケーションの標準化
名刺交換直後にタブレットで課題・導入時期・決裁権有無を入力し、ホット/ウォーム/コールドを自動分類。後工程の手戻りが激減します。

スタッフトレーニング
「名刺+一言ヒアリング+分類」の3ステップをロールプレイで反復。入力率が20%から95%へ向上した企業もあり、数字文化の定着に直結します。

データドリブンPDCA––展示会後90日が勝負:

Day 0–7|初期フォロー
メール自動配信とインサイドセールスで“冷却”を防ぎ、反応の高いリードを見極めます。

Day 8–30|ファネル検証
商談化率が想定を10ポイント下回る場合、メール文面やターゲットセグメントを再設計。

Day 31–90|ROI算定
受注確度×パイプライン金額で予測ROIを試算し、経営報告に反映。ここで出た示唆を次回施策へ即転用します。

最新トレンド: AIで“測る”から“予測する”へ:

  • Computer Vision来場者解析
    天井カメラ映像をAIがリアルタイム解析し、訪問者属性や感情スコアをヒートマップ化。翌日のレイアウト変更に活用できます。
  • 生成AIチャットボット
    ブースQR先のLPにChatGPTベースのFAQボットを設置。質問ログをテキストマイニングし、ホワイトペーパー企画に二次活用可能です。
  • 予測スコアリング
    過去データを学習したモデルで「60日以内に受注する確率」を付与。営業は上位20%にリソースを集中し、受注率を大幅に向上させた事例があります。

KPIダッシュボード公開で社内合意を最短化:

Google Looker StudioやPower BIでリアルタイム更新ダッシュボードを構築し、次の三枚を固定ページ化します。

  • ファネル全体図
    リード→商談→受注の落ち率を色分けし、一目で課題がわかる設計にします。
  • ROI & CAC推移
    月次で投資判断を支援し、低ROI施策には即リソース再分配が可能。
  • 次回アクション一覧
    担当者と期限をガント表示して進捗を共有。ダッシュボード上でステータスを更新すると、経営層も即座に確認できます。

数字が共通言語化された組織は、意思決定のスピードが段違いです。

まとめ:

感覚頼みの“成功体験”は再現性がなく、人に共有できません。一方、KPIに落とし込まれた成果は誰の目にも明確です。

  • ROIが120%を突破
  • 商談化率が35%から48%へ向上
  • CACが想定比で25%削減

こうした数字を示せれば、次回出展の稟議は一気に通り、展示会は成長ドライバーへ変貌します。準備を始める前に、本稿の知見を社内で共有し、全員が“数字で語る文化”を持つところから始めてください。

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